もっと眠りたいけど

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切迫早産の記録③

妊娠32週で切迫早産となり、絶対安静のための入院生活の記録。

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入院しているとあたり前なんだけど、会話するのって医師、看護師、助産師、あと掃除のスタッフさんしかいなくて。あっもちろん家族や友人もお見舞いに来てくれる時は話しますけど、ほとんどの時間は産院の方になるので健診の触れ合いでは分からないキャラクターが分かってくるのね。もちろん皆さん基本優しくてとても良い人ですよ!でも、人見知りから来る苦手意識もあって全員オールオッケーとはいかないのね。

 

ある日、まだ入院して間もない頃、消灯時間の夜10時を少し過ぎてたんだけど病室の電気をまだ消してなくて。でも、看護師さんに注意されることもないから(そこらへんゆるい感じで)たまに点いたままのことがあって。これにはちゃんと理由があるんですけど、電気のスイッチが入り口の方にあって、そのすぐ向かいがトイレだからトイレに行きたくなったついでに消そうかなって思っていたの。24時間点滴だから、移動する時は点滴のコンセント抜いてガラガラ引いて歩くのでちょっと面倒だなって思ってて、電気とトイレは同時に済ませたいなぁ〜って。それで電気ついたままベットでスマホいじってたら巡回の看護師さんが来ちゃって「消灯10時ですよ、電気消してっ!( *`ω´)」って強く言われちゃって。まぁ、悪いのは私なんですけど、ちょっとしか過ぎてないから大目に見て欲しかったなって少しだけ心がチクっとしちゃった。

それで、そんな事があったものだからこの看護師さんの前ではきちんと優等生でいなきゃって思って。入院生活が長くなるとなんとなく夜勤とか早番とかが分かってきて、この時間帯のシフトなら朝のチェックも同じ看護師さんになるはずって予想が立てられるのよね。それで、チクっとされた看護師だと分かると、朝もきちんと6時前に起きて目をしっかり覚ましておいたり、尿や便の回数もスラスラ言えるよう準備したり、消灯の10時より前に電気消してさ、真面目な優等生妊婦として振る舞いましたさ。

そんな風に優等生妊婦と普通の私を使い分けてたんだけど、ある夜、もう11時とか12時ぐらいだったと思う。点滴刺してる腕がすごく腫れてしまってて、ちょっと前から気付いてはいたんだけど気になる程じゃなかったから看護師さんにも伝えてなくて、でも夜遅くに段々と腫れが酷くなってやむを得ずナースコールをしたの。そしたら病室に来た看護師がチクっとされた人で、心の中で(うわぁ〜失敗した!いつ頃から腫れてた?とか聞かれたら、なんで早く言わないの!とか言われそう。。。どうしよう。。。)って思って。でも私の腕を見ながら「あぁ〜本当だ腫れてるね。すぐさしかえようね。」って普通の優しいトーンって言ってくれたの。(あれっ?怒られなかった。はぁ〜よかった!今日は優しいのかな)って安心して、でもすぐに優等生に切り替えて、ナースステーション近くの空いている病室でさしかえるからってそこで一人できちんと待ってたんだけど。ちょうどその時分娩が重なってたみたいで、私もしばらく待ちぼうけで看護師さんもすごいバタバタしてて、(うわぁ〜タイミング間違ったな。さっきまで優しかったのにピリピリしてたらどうしよう。。。)ってまた不安になってた。分娩が落ち着いた頃「ごめんね〜、お産が入って深夜だから人が少なくてね。早く点滴さしかえようねっ」って、チクっと看護師さんが明るく言ってくれて(あれ?この人全然チクっとしてこないじゃん!えっ?本当は優しいのかな?えっじゃあ、電気に厳しいだけ?)とか思い始めて、結局点滴のさしかえ始終ずーっと優しくて、最初のチクって何だったんだろうって思いながら眠った( ˙-˙ )

まぁ、普通の大人なら電気注意されたらぐらいで何とも思わないよね笑。その後もこの看護師さんには優しくしてもらって、私ももちろん自然体に戻って。ちょうど私の出産の時も出勤で最後の最後までお世話してくれた。めちゃくちゃ頼りになって心も支えてもらった。心から感謝しております。

 

つづく